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2020年03月02日

野草・薬草のボタニカルアート【オオバコ】

掲載します全てのボタニカルアートは正山コレクションから選んだもので、大部分が18~19世紀の作品です。やさしいまちに相応しい「野草・薬草のボタニカルアート」を月々掲載致しますのでご期待下さい。

 

オオバコ(オオバコ科)

 

オオバコというと薬草という イメージよりも、子供の頃にその茎で遊んだ 思い出が頭に浮かぶのではないでしょうか。 このオオバコは狭い農道や登山道の車のわだち に沿ってどこまでも続くといった植生で車前草(しゃぜんそう)の名が付きました。梅雨期前後に白い小さな花を穂状に付け、やがてたくさんの種子とな ります。全草(車前草)を煎じて服用すると 利尿、健胃、強壮などに効果があります。また、お茶代わりに飲むと、夏に水の取りすぎ による体のだるさや食欲不振を解消できます。種子(車前子)を煎服すれば、風邪や喘息の 咳止めとして効果があります。漢方薬の牛車腎気丸にも配合されます。
サワビーによる1700年代末の作品です。
 
 

オオバコ レシピ等ご紹介

 
 

監修・提供:九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生