狭い農道や登山道沿いにどこまでも続くといった植生で、人に踏まれて繁殖するという特異な植物ですが、丈の高い植物が茂ってくるといつの間にか絶えてしまいます。梅雨期前後に白い小さな花を穂状につけ、やがてたくさんの種子となります。
若葉を1㎝程度に刻んで、小エビと一緒にかき揚げに。
①チリメンジャコをごま油で炒りつけ、さっと茹でてみじん切りにした葉と塩昆布、紅生姜に醤油少々を混ぜて加熱します。
あつあつのご飯の上にのせて食べたり、おにぎりにしても美味しくいただけます。
硬くなった葉は乾燥して粉末にし、ホットケーキや団子に練りこみます。
①9月頃の花穂を摘みとり、天日に干すと種子が飛び出してきます。
②種子に適量の塩を加え、油気のないフライパンで焦がさないように香ばしくなるまで炒ります。
毎日茶さじ1~2杯をご飯にふりかけて食べます。
5~10gの種子・全草を300㎖の水から沸騰後とろ火で150㎖になるまで煮出します。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生
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