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2017年03月20日

伊佐市&さつま町の特産品を販売する世界一の『やさしい市』を開催

(株)やさしいまちは平成29年3月20日、連携するセルビスグループが運営する大阪府堺市のサンパレス ガーデン内で、伊佐市・さつま町の特産品を販売する世界一の『やさしい市』を開催しました。狙いは、(1)伊佐市・さつま町のPRをする(2)イベント運営やお客様の受け入れ方、その他さまざまな取り組みのノウハウを伊佐市・さつま町(生産地)の人たちに体感してもらう(3)伊佐市・さつま町の特産品が消費地でどんな評価を受けるのかマーケティングし、今後の商品開発およびプロモーションにつなげる――の三つです。

 

 

10時~16時まで開催された『やさしい市』には、約1700人が訪れました。伊佐市・さつま町の特産品や振る舞った郷土料理には行列ができるほどの大盛況。終了時間を待たずに完売してしまいました。


さつま汁をはじめ、郷土料理については、セルビスの料理人が仕込みをし、この日のために伊佐市・さつま町から駆け付けたスタッフによるチェックを経てお客様に提供されました。職人による高品質な料理でありながら、伊佐市・さつま町の昔ながらのやさしさを感じる食が提供できました。

 

現地の野菜などについては、セルビス調理部監修の郷土料理レシピを商品に添え、美味しい食材をより美味しく召し上がっていただくよう工夫しました。伊佐市・さつま町の野菜を記憶に残してもらい、親しんでもらえるようにすることで、今後の購入や伊佐市・さつま町への来訪につながることを期待しています。

 

会場では来場者を対象にアンケートも実施しました。伊佐市・さつま町の風景や観光スポットを紹介するプロモーションビデオを作成し、お食事処の前で流したことも奏功したのか、9割近い方が伊佐・さつまへ行ってみたいと回答しました。伊佐市・さつま町の認知度が約20%、訪問経験率が10%であったことを考えると、非常に効果的なPRができたといえます。今後は、これらの機運を受け入れた旅行商品づくりが求められます。

 

 

伊佐市・さつま町からは計7人が来阪し、『やさしい市』の販売スタッフとして奔走しました。前日19日15時から商品の確認、陳列およびイベント設営に加わり、準備の進め方やどのように考え備えるのかを学んでいただきました。

 

「伊佐市・さつま町の直販所の客層は、地元客とりわけリピーター(常連)客が多いのに対し、大消費地では、初めてのお客様が対象となる。なので、訴求方法や販売方法が全く異なることがわかりました」

「スタッフのお客様への姿勢(気遣い、心配り、対応力)には目を見張るものがあります。伊佐・さつまの魅力創出に欠かせない“おもてなし”について学ぶ非常に良い機会となりました」と感想を語っていました。

 

大消費地である大阪では、伊佐・さつまのイベントではあまり売れないような、わらびやたけのこがたくさん売れました。地元ならではという商品を出品する必要があると思われます。

また、手作りのお菓子はおおむね好評でしたが、「かるかん」などのある程度知られたお菓子は、価格面でもこのような市にはあまり適さないかも知れません。

 

加工品は今回、野菜と一緒に販売しましたが、本来は試食を兼ねてイートインコーナーで販売するほうがより効果的であると思われます。次回の開催時には売り方を含めて検討していこうと考えています。