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2019年12月05日

第9回奥薩摩「鶴田ダム」ウォーキング大会

2019年11月23日(土)第9回奥薩摩「鶴田ダム」ウォーキング大会が開催されました。

さつま町と伊佐市にまたがる鶴田ダム湖畔のおよそ12kmの道で開催され、自然を満喫しながらのウォーキングをおよそ300名の参加者が楽しみました。

前日から雨が降っており、天気が心配されていましたが、青空が広がりウォーキング日和となりました。

スタート地点の曽木の滝多目的広場で開会式が行われ、さつま町観光特産品協会 山本 求道会長が「再開発工事が完了した鶴田ダムを生かした観光づくりを進めています。国土交通省が行っているインフラツーリズム魅力倍増プロジェクトのモデル地区にも選定されました。町内を中心に提供しているダムカレーや3月に行われた鶴田ダムデジタル掛軸、10月に行われた鶴田ダム点検放流など、これまでも鶴田ダムのPRに取り組んできました。」と挨拶しました。

 

午前10時にスタートしました。参加者は自分のペースに合わせて大鶴湖周辺の景色を楽しみながらウォーキングをしています。

伊佐市とさつま町が共同で進めている曽木の滝、大鶴湖、川内川を生かした自然体験型DMO「株式会社やさしいまち」で取り組んでいる「野草薬草プロジェクト」でご協力頂いている岐阜県飛騨市職員の野村久徳さんにもお越しいただきました。野村さんにはウォーキングコースの途中にある曽木発電所遺構展望公園内の「伊佐薬草の杜」で野草薬草の解説を行っていただきました。

30名ほどの参加者が立ち寄り、野村さんが「歩いてきた途中にもアカメガシワが生えていました。知り合いの方が病気で食欲が無い時に食欲増進の効果がありました。野草薬草はたくさんあります。まずは安全なものを身体に取り入れることが大切です。最初はヨモギ、オオバコ、タンポポ、ドクダミを覚えてください。そして料理の仕方として、あくを抜くとカルシウムやマグネシウムも一緒に出てしまいます。苦いものもありますが、あくを抜かずにサラダにしたり、タケノコなどは焼いたりして食べることをおすすめします。また、さつま町で多く栽培されている梅も焼いて食べることで薬効があがります。さらに、ニンニクやアシタバ、ウコンなど短期的には効果があっても長期的に大量に食べると毒になる野草薬草もあるので、そのような知識も覚えていきましょう。」と解説していました。
野村さんと伊佐薬草の杜を回った方々には、飛騨市の野草茶をプレゼントしていました。


鹿児島市から参加された60代の男性は「伊佐薬草の杜があることを初めて知りました。身近にある野草薬草の効果に改めて気づくことができました。最近は健康食品やサプリメントもありますが、なるべく自然の野菜やハーブなどから摂った方がいいと思いました。なるべく薬を飲まずに自然で健康にいられたら理想ですね。」と話していました。

コースの途中2ヶ所に休憩所が設けられ、おしるこや漬け物、みかんなどが参加者へ振る舞われていました。

休憩所でも飛騨市の野村さんが「クズの花は二日酔いに効果あります。お酒に弱い人は飲む前、強い人は飲んだ後に、クズの花を摂ると効果があります。」と解説していました。

今年、大鶴湖ではボタンウキクサやホテイアオイが大量発生し、湖面を埋め尽くしています。その除去作業も鶴田ダム管理所で行われており、いつもと違う風景となっていました。

コース途中の橋などのポイントでは、橋と大鶴湖、青空のきれいな景色が広がっており、写真を撮影していました。

ゴールとなる鶴田ダムでは、完歩した参加者が焼酎やお茶、蜂蜜など地元特産品が当たる抽選会が行われました。

そして、参加者全員に特製の「鶴田ダムカレー」が振る舞われ、美味しそうに味わっていました。