見て、食べて、学んで、楽しめる!伊佐薬草の杜 第2回野草薬草フェスティバル
2019年03月23日
はじめに株式会社やさしいまち 代表取締役(セルビスグループ 会長)坂元 正照より「伊佐市、さつま町を『世界一やさしいまちにしよう』という想いで事業に取り組んでいます。その一つが、身体にもやさしい野草薬草です。今後は、お年寄りにやさしいく、地域の方々が生きがいのある生活ができる取り組みなどを進めていき、古民家を改装して健康づくりの施設や、仕事もできる高齢者住宅、認知症の方が運営しているレストランも計画しています。」と挨拶しました。
ステージでは、伊佐市とさつま町を代表する老舗菓子店が野草薬草を使った家庭でも簡単にできるレシピで対決する「どっちのスイーツショー」が行われました。
伊佐市から「新富大生堂」の新富哲郎さん、さつま町から「菓子工房Konomoto(このもと)」の此元一晶さんにお越しいただきました。
お二人ともこの日のために、新作のお菓子レシピを考えていただきました。
伊佐市 新富さんは「ヨモギプリン」、さつま町 此元さんは「薬草白玉ぜんざい」を材料や、作り方の解説をしていただきながら、ステージで調理を行いました。
どちらも、野草薬草の緑色が鮮やかに出ており、目で見ても楽しめるスイーツが出来上がりました。
審査員は、会場にお越しのお客様を代表して5名の方に、2つのスイーツを試食して頂き、美味しくて、家庭でも簡単にできるというところを基準で審査をしてもらった結果、3対2の僅差で、伊佐市の新富哲郎さんが勝利となりました。
お昼時には、伊佐市の小中高生およそ20人による「ちむどん」の組踊や、さつま町(宮之城)発祥の「五つ太鼓」の演奏が行われ会場を盛り上げていました。
会場では、飲食ブースやワークショップが行われました。
飲食ブースでは、無料で大鍋たご汁や、野草の天ぷら、野草薬草茶の振る舞いが行われました。
その他にも、竹を半分に割った中に米を入れ、炭火で加熱する竹飯盒体験や、野草薬草が練り込まれたこの日限定の蒸しパン、ピザ、餅などの販売も行われました。
ハーバリウム作り体験のコーナーでは、好きな花を選んでオリジナルのハーバリウムをその場で作ることができました。
また薬草の杜の中では「薬草トレジャーハンティング」も行われ、こちらも多くの方に参加していただきました。
薬草の杜に隠された野草薬草に関連するクイズに全問正解した中から抽選で、伊佐市・さつま町で使える商品券や名産品をプレゼントしました。
午後からは野草薬草の先生と一緒に歩く「野草薬草散歩」が行われました。
九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授の正山征洋先生、入野微生物病研究所所長の入野信人先生、岐阜県飛騨市で薬草をつかった健康まちづくりをけん引されている野村久徳さんの案内で伊佐薬草の杜を歩き、野草薬草の効能や自生している場所を分かりやすくユーモアを交えて解説していただきました。30名を超える方に参加して頂き、皆さん先生方の解説を熱心にメモをとりながら聞いていました。
散歩のあとには、ステージで野村久徳さんが解説をしながら、今の時期が旬のタケノコの天ぷらを揚げるライブクッキングが行われました。天ぷらを調理して頂いたのは、さつま町で料理教室インストラクターとしても活躍されているエンジェルカンパニーの杉田昌美さんです。
散歩から引き続き、揚げたての天ぷらを試食していただきながら、身近な野草薬草のことを知っていただきくことができました。
「伊佐薬草の杜第2回野草薬草フェスティバル」は多くの方のご協力とご来場により大盛況となり、イベントを通して伊佐・さつまの薬草のことをより多くの方に知っていただく機会となりました。
これからも地域のみなさんと共に「世界一やさしいまち」のブランドを創り上げていきます。