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2019年03月22日

鶴田ダムを彩る「デジタル掛け軸」つるだダムナイト開催

2019年3月22日(土)、世界的デジタルアーティスト長谷川章氏が発明した「デジタル掛け軸」をさつま町の鶴田ダムに投影するイベント「つるだダムナイト」を開催しました。
鹿児島県内外からおよそ1500名の方にご来場いただき、デジタル掛け軸はもちろん、通常は関係者しか入ることの出来ないダム内部まで見学する貴重な体験をしていただきました。

「デジタル掛け軸」はこれまでに大阪城や伊勢神宮、アテネアクロポリスなど国内外の400カ所以上で開催され数多の賞を獲得してきた、世界が認めた空間照明アートです。

今回は西日本最大級の規模(横幅約450m、高さ約110m)を誇る鶴田ダム全体を巨大なスクリーンに見立て、100万枚以上のデジタル画像をコンピューターによってランダムに映し出すことで、自然現象と同じように刻々と移ろう幻想的な空間を作り上げました。
来場者はこの幻想的な空間を見るだけではなく、アートと一体になる体験をすることができました。

長谷川氏は前日に会場に到着し、およそ30台のプロジェクターを設置しました。巨大なダム全体に映像を投影するため、セッティングは深夜まで続けられました。

また会場には地元さつま町の商工会青年部による竹灯籠もおよそ800基設置され、デジタル掛け軸と合わさり幻想的な雰囲気を作り上げました。

18時40分の点灯時点では日没直後でまだ周辺は明るい状態でしたが、暗くなるにつれデジタル掛け軸の映像がダム全体に浮かび上がってきました。
ダム全景が見渡せる位置には、カメラを構えた多くの方が集まり、一晩限定で開催されるデジタル掛け軸を写真に収めていました。
メイン会場となるダム堤体直下では、ダムの巨大さと会場全体に映し出される映像に魅了されていました。

特に子ども達は、あらゆる方向から照らされる光のアートの中に飛び込み、身体にも映しだされる映像や自分の影を見て楽しんでいる様子も多く見られました。
また多くの方がスマートフォンで写真を撮り、SNSなどにも多くの投稿があったようです。

幻想的な空間アートは、数多くの来訪者に“ココロにやさしい”静かな感動を与えるとともに、鶴田ダムを知っていただく機会となりました。