野草薬草館ワークショップ「野草・薬草で丸薬づくり!」
2021年11月11日
火曜日は、野草薬草館ワークショップの日です。
10月12日は「ミネラルたっぷり野菜でスムージー!」作り、
10月19日は「食べられる野草・薬草でコケ玉作り!」を行いました。
そして10月26日は「野草・薬草で丸薬づくり!」を開催しました。
今回は、宮崎県からは都城市、鹿児島県からは霧島市、鹿児島市など合計6名のお客さまにご参加いただきました。
初参加のお客さま、初回のワークショップぶりやご家族を誘ってご参加のお客さまもいらっしゃいました。みなさん野草・薬草に興味津々の方々でスタッフ一同うれしい限りです。
まずは、野草薬草館近くにある「伊佐 薬草の杜」で実際に野草・薬草を見て、学んでいただきます。こちらには10の畑が並び、体の器官ごとに良いとされる野草・薬草、最後に毒草が植えられています。
案内は、お馴染みの野草薬草アドバイザーの春山久美子さんです。
1つ目の「脳(頭)」の畑にはイチョウが植えられています。
紅葉すると美しいイチョウですが、黄金色のイチョウには防虫効果があると言われています。黄金色のイチョウ10枚程を輪ゴムでまとめて台所の下に置けば虫よけ効果が期待できます。
野草・薬草について知っていただくことは、身近にあるものが生活の中で役立つことを知る機会にもなります。みなさん熱心に聞いてくださり、メモをしたり質問したりして積極的にご参加いただいていました。
5つ目の「消化器系」の畑にはゲンノショウコが植えられています。
こちらは、長野県から北側の花は白色、下側はピンクのお花が咲きます。
このお花をよーく見てみると、先がクルンと丸まっています。これは、実が熟して、中の種を飛ばした後の姿です。
参加者の皆さんはその愛らしい姿に「かわいい〜」と写真を撮っていました。
前回のワークショップでは、薬草の杜をご案内中に旅するチョウチョ「アサギマダラ」が登場しました。今回もその登場が期待されましたが、見ることはできませんでした。自然いっぱいのエリアだからこそ、珍しい植物や生き物に出会えるかもしれないのもこのワークショップの魅力でもあるかもしれません。
続いて、野草薬草館近くでヨモギを採取しました。こちらは、お昼ごはんの際に天ぷらにして召し上がっていただきます。
そして、野草薬草館へ戻り丸薬づくりに挑戦です。
まずは、事前にパウダー状にした野草・薬草を好きな組み合わせで10gになるように量ります。
次に、パウダーにハチミツを少しずつ加えて混ぜ合わせていきます。
混ぜる際、参加者の皆さんは、無言で真剣に混ぜていらっしゃいました。
段々と固まってくると粘りが出てきます。そうすることで、丸めやすくなります。
次に、パチンコ玉ぐらいの大きさに丸めて、オーブンシートに並べていきます。
1個、2個と丸めていくうちに皆さんコツを掴んだようで、あっという間に出来上がりました。
こちらは、焼くことはなく、自然乾燥して完成です。
野草・薬草で作っていますので、出来上がりをそのまま召し上がることも可能です。
また、参加者の皆さんからのリクエストで、混ぜ合わせた際に使用した器にお湯を注ぎ、器に残っている野草・薬草をお茶感覚で飲んでいました。「丸薬は、そのまま食べるだけじゃなくて、お湯に入れて飲んでみてもおいしいかも!?」と丸薬の楽しみ方が増えるご提案もいただきました。
パウダーの組み合わせで味や香りが変わりますので、ぜひお家でも挑戦していただけたらうれしいです。
参加者の皆さんは「簡単なので子どもたちとも作れそう!」「帰ってすぐにやってみたい!」と話していました。
最後に記念撮影し、昼食を野草庵で召し上がっていただきました。採取したヨモギの天ぷらもおいしく食べていただき、楽しいワークショップになりました。