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2021年06月01日

野草薬草館ワークショップ「野草・薬草でコケ玉作り!」

5月25日(火)、野草薬草館のワークショップ「野草・薬草でコケ玉作り!」を開催しました。

梅雨に入ってから連日雨が続いていましたが、この日、平日では久々の傘いらずでした。

今回は、伊佐市、鹿児島市、日置市から計10人のお客様にご参加いただきました。

まず野草薬草館近くにある「おばあちゃんの薬箱 伊佐薬草の杜」で野草・薬草について学びました。講師は、野草薬草アドバイザー・春山久美子さんです。こちらには、体の機能ごと良いとされる野草・薬草が10の畑に植えられています。

5月ということもありヨモギ、ドクダミなどが元気いっぱい生い茂っていました。参加者は、薬草の特長や食べ方など熱心に聞き、メモを取っていました。

 

続いて、野草の採取です。バケツとスコップを手に、コケ玉に使う野草・薬草を探して採っていきます。土部分に使用するコケも道路脇の壁からごっそり採ります。

材料が準備できましたので、野草薬草館に戻ってコケ玉作りスタートです!

ここからは、野草薬草アドバイザーの宮元京子さんが案内します。

 

まずは、盆栽で用いられる土(ケト土など)をしっかりとこねます。宮元さんが「子どもの頃に粘土遊びをしていたみたいにこねてくださいね」とアドバイスすると、みなさん笑顔で応えてくださいました。この土は、こねればこねるほど粘土状になります。丸めてコロコロ転がすと艶が出てきれいです。

採取した野草・薬草を用意します。長い根はカットし、先程丸めた土で根を包んで丸く整えていきます。この時のポイントは、どちらを正面にするかを考えて、全体のバランスを確認しながら作ることです。

整えたら、今度は土の周りをコケで包んでいきます。コケだけで包んでも土から剥がれてしまうので、コケの周りを糸で巻きつけて固定していきます。この糸巻き作業が難しく、参加者のみなさんは悪戦苦闘していました。

丁寧に作っていき、仕上げにコケ玉を丸々と水に浸けます。空気が出なくなればOKです。

最後にお皿に乗せて完成です! コケ玉の上には、ドクダミ、メドハギなどが個性豊かに並んでいました。完成後、全員で記念撮影をしました。世界に一つだけのご自身のコケ玉に、みなさん大満足の様子でした。

コケ玉作りの後は、敷地内のおばあちゃん家でワークショップ限定の特別メニュー「つみ草御膳」を召し上がっていただきました(昼食代は参加費3,300円に含まれています)。今回も笑顔いっぱいの楽しいイベントになりました。

 

ワークショップは、毎週火曜日開催予定です。3日前までに電話(0995-24-4631)・ FAX(0995-24-4632)・インターネット専用フォーム、または野草薬草館へ直接お申し込 みください。