草丈が1 〜 1.5mに達する一年草です。葉は細長く先が尖っています。夏葉の付け根に花茎が伸び小さな白い花が開きます。秋には小豆粒程の卵形の果実を結びます。果実が完熟すると落ちやすいので、頃合いを見て刈り取り脱穀します。ハトムギによく似た植物にジュズダマがあります。ジュズダマは川原や溝の側などに野生化する多年草です。ハトムギの果実は爪でつぶせますが、ジュズダマは固くてつぶせません。
種子は長時間炊けば柔らかくなります。鶏肉、野菜などを入れてお粥として食べることができます。
種子を炒ってお茶にして飲みます。なお、鳩麦はまったく別のものです。
種子を1日10~20g煎じて服用、または粉末を1回2~4g服用すれば、疣(いぼ)に効果があります。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生
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