薬草のご紹介

ハトムギ(イネ科)

草丈が1 〜 1.5mに達する一年草です。葉は細長く先が尖っています。夏葉の付け根に花茎が伸び小さな白い花が開きます。秋には小豆粒程の卵形の果実を結びます。果実が完熟すると落ちやすいので、頃合いを見て刈り取り脱穀します。ハトムギによく似た植物にジュズダマがあります。ジュズダマは川原や溝の側などに野生化する多年草です。ハトムギの果実は爪でつぶせますが、ジュズダマは固くてつぶせません。

薬効
皮膚や粘膜の血流、リンパの流れをよくする
採取時期
8〜10月
採取部位
種子

この薬草を使ったレシピ

お粥

種子は長時間炊けば柔らかくなります。鶏肉、野菜などを入れてお粥として食べることができます。

ハトムギ茶

種子を炒ってお茶にして飲みます。なお、鳩麦はまったく別のものです。

血行促進、シミなどの原因となる老廃物、イボ等

種子を1日10~20g煎じて服用、または粉末を1回2~4g服用すれば、疣(いぼ)に効果があります。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

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