薬草のご紹介

ホオノキ(ホオノキ科)

山野に自生する落葉性高木です。大型の葉は有柄で互生につきます。5月ごろ枝の先に白色の大型で香りの良い花を開きます。秋に長楕円形の実が赤く熟します。落葉した葉はほう葉味噌に使われます。

薬効
食道異物感、胸腹部膨満感、利尿、去痰等、半夏厚朴湯等漢方薬
採取時期
6〜8月
採取部位
樹皮

この薬草を使ったレシピ

葉の味噌焼き

葉の上に、味噌をおいて、肉や野菜を焼いて食べるとホウノキの葉の香りがして美味しいです。また、味噌に、刻んだネギ、みりん、おろしショウガ、生シイタケ、味付けしたひき肉を混ぜ込んで、ホウノキの葉のうえで焼いたものはご飯のおともに最高です

お餅の葉包み

餅をついたら生葉に包みます。そのまま保存し、食べるときに包んだままオーブントースターなどで焼くとよい香りがした餅が食べられます。

お茶

25gの樹皮を1.5ℓの水から沸騰後弱火で15分間煮出します。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

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