鑑賞用として庭に植えられているのをよく見かけます。湿った土地に自生する半常緑の多年生草本です。葉の上面は緑色で裏面は暗赤色を帯び、全体に細かい赤毛を密生します。春から夏に円錐花序をつけ白色の花を開きます。ユキノシタの名は「雪の下」または「雪の舌」の意味で、葉が越冬しその上に雪がつもった状態から付けられました。
葉や蕾を天ぷらにします。葉の下面だけに衣を付けてから揚げにすると見た目も美しくなります。
塩をいれた湯でさっとゆでて、水にさらした後に水気をとり食べやすい大きさに切り、使用します。
生葉汁を患部に塗布または生葉をもんで貼るとよいとされています。
20gの葉を500㎖の水から沸騰後弱火で15分間煮出します。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生
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