蔓性の落葉樹で、五枚の小葉をもっています。新芽が出た直後に全体が暗紫色で、お椀状の雌花と、小さくて丸い数個の雄花をつけます。秋には手のこぶし大の、中に多数種子がつまった果実となり、口を開きます。
早春の新芽を摘み、塩を一つまみ入れたお湯でゆで、冷水にさらします。
醤油やマヨネーズで味付けます。
秋の果肉はそのまま食べられますが、果肉と種子と一緒に2倍量の焼酎に1ヶ月ほど漬け、茶こしなどでろ過し、さらに3ヶ月ほどおくとアケビ酒ができます。
15gの新芽・蔓を1ℓの水から沸騰後弱火で5分程度煮出します。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生