野原に自生する多年生草本です。1本の茎が伸びて対生に分枝し、分枝した根元に葉をつけます。初秋に茎の先端へ穂状の小さな緑白色の花を開きます。茎が四角形をしていること、全体が毛におおわれていること、小さな果実が衣服にくっつくこと等が特徴です。茎の節に虫が入って茶色な虫こぶができます。これが牛の膝に似ていることから漢名を牛膝(ごしつ)と呼びます。夏の七草の一つです。牛車腎気丸等の漢方薬に配合されます。
柔らかい若葉を摘んで、軽く洗い流し炊き込みご飯に入れます。
若葉を熱湯で少し湯がき冷水にさらし胡麻和えにします。
たくさん収穫したら乾燥して手でもんで粉末にし、塩とイリコやゴマを合わせてふりかけにします。
①若葉を軽く湯通し、冷水につけ、水を切ったものをモーターの強いミキサーにいれます。
②ハチミツといっしょに撹拌してペーストにします。
牛乳で割って飲んだり、ヨーグルトのソースに使います。
10gの根茎を1ℓの水から沸騰後弱火で15分煮出します。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生