ウメは奈良時代に薬用として中国から渡来したものですが、長い歴史の間にすっかり日本の自然環境になじみ、現在、日本人に最も親しまれる花木の一つとなっています。春の先がけとして開花し、芳香を放ち、花後枝先に果実が付きます。果実は品種により大小様々な大きさのものがあります。
生の青ウメをすりおろし弱火で煮詰めます。陶製又はほうろう鍋を使います。
①青ウメを木灰をいれた水に一日浸してアクを抜きます。
②ウメを並べ一日8時間程度を1週間以上の間燻します。色が黒くなったら出来上がりです。
なお、簡便法として七輪の上に梅干しを並べ炭火で弱く加熱し、黒くなったら烏梅の代用として使えます。
梅干しをほぐし番茶を注いで飲みます。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生
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