4月頃茎が立ち上がって紫色の唇状の花を多数開く多年草です。花が終るとつるが延び節から発根し、空地の全面を覆うことも少なくありません。垣根さえも通り越して進入するという意味からカキドオシ(垣通)の名称がついたと言われています。全草は特異な臭いがします。
新芽や花が咲いた頃の全草を、小エビ、椎茸などを刻んでかき揚げに。アク抜きしてお浸し、和え物など様々な料理に使えます。
花や葉を天日に干し、少し炒ってから急須にいれて飲みます。ハトムギ(ヨクイニン)などとブレンドしても美味しいものです。 10~15g(小児5g)の全草に熱湯600㎖を加えます。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生
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