野原に自生する多年生草本です。茎は細長い蔓となって伸び、切れ込みのある丸みを帯びた葉を互生につけます。葉や茎は毛におおわれています。夏の早朝に白いレース状の花を開きます。秋には卵大の果実がつき赤く熟します。根のデンプンは天花粉としました。熟した果実はゴキブリの忌避剤となると言われています。
未熟な青い果実はスライスして汁の具に使えます。
また丸ごと塩漬け、味噌漬け、など漬物にしても美味しく食べられます。
砕いた種子5~10gを700㎖の水から沸騰後弱火で20分煮出します。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生
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