薬草のご紹介

泌尿器系
キササゲ(ノウゼンカズラ科)

キリの葉に似た大きな葉を持ち、10m以上にもなる落葉樹です。初夏に黄白色の花を開き、花が咲き終わったかと思うとすぐに小さな果実を着け、日毎に伸長し、8月初旬には30cmにもなります。この果実がササゲに似ているところから、木ササゲの名前が付いたといわれています。古く中国から薬用として輸入され、現在では野生化したものや、街路樹にもみられます。

薬効
利尿、浮腫み、膀胱炎、腎臓炎等
採取時期
9〜10月
採取部位
果実

この薬草を使ったレシピ

若葉のかき揚げ

4月頃の若葉を摘んで刻み、油炒めにするか、かき揚げにすると美味しく食べられます。

尿の出がわるく浮腫みのある時に

乾燥した果実を刻み1日10g程度を煎じて飲むと利尿作用があります。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

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