薬草のご紹介

キンミズヒキ(バラ科)

比較的湿気の多い地を好む多年草です。とうていバラと同じ仲間とは思えない薬草ですが、夏から初夏に穂状となって咲く小さな黄色の花を観察すると、五弁で他のバラ科植物の花に似ていることがわかります。円錐形の果実が付き、熟すと衣服にくっつきます。キンミズヒキと間違いやすい植物にダイコンソウがありますが、ダイコンソウの方はこんぺい糖のような形の花なので容易に区別できます。また、赤い花が咲くミズヒキがありますがこのものはタデ科です。

薬効
強壮剤、下痢止め、大腸炎、腹痛、口内炎、扁桃炎等
採取時期
8〜9月
採取部位
全草

この薬草を使ったレシピ

※食用にはしないでください

強壮剤、下痢止め、大腸炎、腹痛等に

龍牙草(全草を乾燥させたもの)を1日10~15gを煎じて使用すると効果があります。

口内炎、扁桃炎に

全草を煎じた煎液でうがいをすると効果があります。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

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