薬草のご紹介

消化器系
クチナシ(アカネ科)

半日陰地に自生する常緑の低木で庭木としても栽培もされます。梅雨期に白くて大きな、非常に香の良い花が咲きます。一重と八重の花がありますが、果実がなるのは一重のクチナシだけです。果実の色素は、御節料理には欠かせないキントンの着色料や染料としても用いられます。なお、橙赤色の色素はサフランの有効成分のクロシンです。

薬効
消炎、利尿、止血、黄疸、肝炎、便秘等、打撲傷、リウマチ、腰痛(外用)等
採取時期
10〜12月
採取部位
果実

この薬草を使ったレシピ

花の天ぷら

卵、小麦粉、米粉を混ぜた衣をつけて、油で黄金色になるまで揚げます。
また、塩を少し入れた熱湯でさっと茹でて、酢の物にしても美味しく食べられます。

クチナシ酒

花を焼酎につければ花酒になります。

お茶

5gの果実を600㎖の水から沸騰後弱火で7分煮出します。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

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