日本~中国~サハリンに自生又は栽培される落葉性高木です。葉は心臓形で両面とも毛に覆われます。初夏淡茶色の小さな花が開き、まもなく小指程の果実が実ります。昔は養蚕のため大規模な栽培が行われていました。養蚕中に蚕が病死したものを白僵蚕(びゃっきょうさん)、蚕の糞を蚕沙(さんさ)と称して何れも脳溢血等に用いていました。
若芽や若葉を使って、天ぷらにします。
また、完熟した実は生で美味しくいただけます。
米麹と果実を混ぜて甘酒を作ると美味しくなります。
その他にも、ジャムや焼酎につけて食べることも出来ます。
葉を蒸して乾燥ます。10gの葉を1ℓの水から沸騰後8分間煮出します。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生