蔓性の常緑樹です。葉は楕円形で先が尖っています。初夏の野山で、芳香のある黄色と白色の花を開き、その蜜を吸って遊んだ経験をお持ちの方も少なくないでしょう。その花がスイカズラの花で、その色から金銀花と称し、また、その茎葉は忍冬と言い、常緑であることからつけられた名称です。海岸に近い暖地では、花や葉がスイカズラよりも大きい、ハマニンドウ、キダチニンドウが分布しています。
花を酒に浸して少し温めた後、約1ヶ月間置くか、花の煎液に麹を入れて発酵させて作るスイカズラ酒は不老長寿の酒と言われます。
若葉(新芽)を塩ゆでし、半日ほど水にさらしマヨネーズであえて頂きます。
10~15gの葉を500㎖の水から沸騰後250㎖になるまで煮出します。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生