薬草のご紹介

トウガラシ(ナス科)

通常一年草ですが熱帯では多年草となることがあり樹木のようになります。茎が直立分枝し上部に葉が密生します。初夏に葉の付け根から小さな白い花が開き、やがて果実が大きくなり紅熟します。日本では辛味料の代表で、一味や七味唐辛子がよく知られています。また、九州地方に多い、「柚子胡椒」も青いトウガラシを原料としています。日本では辛味の強い品種を目的に育種されてきたものが多いのですが、世界では旨味のある品種の追求も少なくありません。

薬効
消火不良、 食欲不振、胃炎、浮腫、腰痛、しもやけ等
採取時期
8〜10月
採取部位
果実

この薬草を使ったレシピ

お茶

梅干しをほぐし番茶を注ぎ、最後に唐辛子の粉末を少々加える。

消化促進作用、胃炎、浮腫等

少量を服用、あるいは食べ物に振るかけると良いとされています。

肩こり、五十肩、腰痛等

煎液を幹部に塗布するとよいとされています。

しもやけ

アルコールで抽出したものを塗布するとよいとされています。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

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