湿った地に広く自生する多年草です。春先茎が伸び心臓形で先が尖る葉が互生し、初夏に白い花が咲きますが、4枚の花とみられる部分は萼にあたり、中心部の小さな穂が花です。根は深く長く横走し瞬く間に群落をつくり除草は極めて困難です。あの独特の臭気の成分が強い殺菌作用を持っています。ヨーロッパなどではまったく自生しないこと、中国では薬用ではなく野菜の一つとしていること等、興味がもたれています。
①蕾がつく頃に全草を刈り取って集めます。
②収穫後に生のまま低速ジューサーにかけ青汁をとります。
③青汁の5分の1量程度の蜂蜜を加え、発酵を促すためにごく少量のイースト菌を加えます。
④蓋はせずにガーゼをかぶせて3ヶ月程度冷暗所に保管します。蜂蜜が底にたまるので、蜂蜜がなじむまでは、毎日1回程度は混ぜます。
⑤3週間後から、琥珀色の液を味見します。発酵が進むと酸味が強くなってしまいます。
⑥表面の浮遊物と沈殿物は取り除き、琥珀色の液だけを取り出して清潔なビンに移し替え、服用します。
全葉を乾燥させたものを使用します。
生葉を使用します。
監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生