薬草のご紹介

トチバニンジン(ウコギ科)

トチノキの葉に似ることから名付けられたと言われています。本種は日陰で湿気が多い地に自生する落葉性多年草です。数枚の掌状葉を茎の基部から開き、同時に花茎を伸ばし茎の先端に白色の小さな花を総状に開き、夏に果実が美しく紅熟します。地下部は竹の節のような形をしているので竹節人参(ちくせつにんじん)と呼ばれています。 なお、地上部はオタネニンジン(薬用人参)と良く似ていますが地下部が全く異なります。

薬効
滋養強壮、健胃、去痰、鎮咳剤、風邪、百日咳、気管支炎、神経痛等
採取時期
10〜12月
採取部位
根茎

この薬草を使ったレシピ

から揚げ

根茎を採取し水洗い後、0.5㎜程度に薄くスライスするか、ささがき切りしてから揚げにします。それをサラダの上にトッピングしてドレッシングをかけて食べます。
この方法は、タンポポやアマドコロの根にも応用できます。

滋養強壮、健胃、去痰、鎮咳剤、風邪、百日咳、気管支炎、神経痛等

根茎を1日に3~6gを煎じ服用するとよいとされています。

鎮咳、健胃、整腸作用等

根茎200gを砂糖100gとホワイトリカー1.8ℓに漬けて6か月以上たったものを飲むとよいとされています。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

薬草のご紹介

伊佐市・さつま町の薬草の自生情報や
効果、活用方法をご紹介します。

薬草一覧を見る