薬草のご紹介

ナツメ(クロウメモドキ科)

庭木として植栽される小高です。初夏に芽が出ることから、ナツメ(夏芽)という名前がつけられたと言います。葉はつやがあり、三本の葉脈が目立ち、枝にはところどころに刺があります。初夏葉の付け根に淡黄緑色の小さな花をまとめてつけ、夏から初秋に楕円形の果実が紅熟します。

薬効
緩和、利尿、 鎮静、解熱、収斂、滋養強壮剤、知覚過敏、咳止、 声枯れ、身体の痛み腹痛、眼病、神経痛、痛風等
採取時期
8〜9月
採取部位
果実

この薬草を使ったレシピ

甘露煮

材料:大棗15~20個、
クルミやアーモンド一つかみ、砂糖30g、醤油15㏄

①果実を一晩水に浸します。果実がひたひたになるくらいの水に砂糖、醤油を加えて火にかけ、汁気がなくなるまで煮詰めます。
②別にクルミ等を軽く炒って煮詰めた果実にからめます。

緩和、利尿、 鎮静、解熱、収斂、滋養強壮剤、急迫症状、知覚過敏、咳止め、 声枯れ、身体の痛み腹痛、眼病、神経痛、痛風等

果実が赤くなる寸前に収穫し、蒸し器に入れて蒸し、わずかに変色したら天日乾燥します。大棗を1日5~15gを煎じて服用すればよいとされています。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

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