薬草のご紹介

ニンニク(ユリ科)

広く栽培され、寒い時期に育ち初夏には地上部が枯れる多年草です。細長い茎が直立し細い葉が数枚伸びます。春花茎を伸ばし小さな花がまとまって付きますが果実は出来ません。鱗茎が一塊となって肥大します。植物全体を傷つけると酵素により無臭のアリインがアリシンに変化し強い臭いを発します。なお、アリシンはビタミンB1と結合して安定化することはよく知られています。又、アメリカでマウスを使った調査で抗癌作用が最も強い食品に選ばれました。

薬効
強壮、中性脂肪・コレステロール降下、アレルギー、蕁麻疹等
採取時期
5〜6月
採取部位
鱗茎

この薬草を使ったレシピ

※1日の目安量

ギョウジャニンニクとニンニクは強壮作用が強いので食べる量に注意が必要です。
生のニンニクを一週間程度連続で食べると鵞口瘡になったり、胃腸の調子がわるくなることがありますので、通常は加熱して食べます。
また、長期間続けて食べると赤血球がこわれるので要注意です。
(元気なとき)生なら1片、加熱しているものは2〜3片。
(体調の優れないとき)数週間に1回、又は1ヶ月に1〜2回にしましょう。

入浴剤

1片をコップ5杯から10杯の水で炊き出し、その煮汁ごと湯船に入れます。体が
よく温まります。特に冬場におすすめです。

監修・写真提供九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生

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