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2020年04月03日

野草・薬草のボタニカルアート【ニンニク】

掲載します全てのボタニカルアートは正山コレクションから選んだもので、大部分が18~19世紀の作品です。やさしいまちに相応しい「野草・薬草のボタニカルアート」を月々掲載致しますのでご期待下さい。

ニンニク(ユリ科)

 

ユリ科に属する多年草です。初夏に球根を分けて植え付けますと発芽し成長し春まで栽培して収穫します。開花しますが種子は出来ません。
ニンニクの強い臭いは無臭成分のアリインに酵素が働きアリシンとなり、このものが分解して臭い成分となります。
ニンニクは強壮強精作用、中性脂肪低下作用、コレステロール低下作用、血液をサラサラにする作用、抗がん作用等が知られています。
疫学調査によりニンニクを食べる人と食べない人を比べるとよく食べる人は胃がんのリスクが低くなることが分かっています。
日本では強壮強精薬として市販され、また、アリナミンもニンニク由来成分とビタミンB1を結合したものです。ヨーロッパではコレステロールが絡んだ高血圧に対する医薬品となっています。
薬に準ずる程の効果があるニンニクですが、生のニンニクは胃障害を起こしますし、毎日食べ続けますと赤血球が壊れ貧血になったり、血液サラサラの薬と共に食べると止血しなくなると言った副作用があります。

 

 

ニンニク レシピ等ご紹介

 

監修・提供:九州大学名誉教授・長崎国際大学名誉教授 薬学博士 正山征洋 先生